すくい金魚

ギンちゃん7歳🐟️ 金魚と花と食べ物メインです🎵「金魚に薬浴すると長生きはしないよ」

金魚鉢時代 小赤の夫婦

 

【PC版のバナーを見てくださりm(_ _)m たまたま撮影した二匹♪】

 

読み物シリーズ、続きます(^^;

 

記事とは関係ありません(↓)

 

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ブリキの金魚 その2


たった二匹で飼っていた金魚がたまたまメスとオス、確率で言えば三分の一ですが、単純に驚きました。産卵後、元のサヤ(金魚鉢)に収まった小赤たちは、飼い主がかつて避難時に用意した、仮住まいの大きなバケツに再び移されていた期間を除いては、幸い産卵を何度も繰り返すことなく、ずい分わきまえた飼い主思いのおしどり夫婦でした。

 

7月に生まれた子供たちはド素人ブリーダーの元でどうやらちゃんと金魚に育ちながら、このまま親魚も元気に過ごしてくれるものだと思ってました。一番暑い8月の留守番の際は問題なかったと思います。ところが、その年の9月後半の連休が真夏のように残暑厳しく、丸3日間の留守の間に悲劇は起きてました。

 

実は夏の間に、初めて水に白濁りが出るようになっており、さすがにそろそろ大型になってきた二匹、金魚鉢は限界ということだったのかもしれません。水質を上手く安定させる術もなく、今までの週一回半量の水換えというルーティンが崩れる時がやってきていました。

 

その頃は3,4日に一度の多めの換水を何度か行っていて、もちろん出掛ける直前にも換水、一抹の不安を感じながらも、先月も暑い中いい子に留守番してたのだから…と高を括っていたかもしれません。出先から夜帰宅すると、メスが水面で横たわり、虫の息となっていたのです。

 

母金魚はきっと産卵の疲れが癒えてなかったのでしょう…すぐにまた父金魚と一緒に金魚鉢に住まわされていたのですから。オスはどこ吹く風、という具合に泳いでいるように見えましたが、本当はオロオロしながら飼い主の帰りを待ちわびていたのかもしれません…。

 

バクテリアがバランスを崩した水質の悪化と、産後の体力消耗の中、閉め切った家の高温による酸欠だったのだと思います。とてもキレイな和金に成長したメスは、体に一点の曇りもなく、金魚鉢生活5年目の出来事でした。