屋外で暮らしている金魚は、一日の水温の変化や季節ごとの大きな水温差にうまく順応して、ある程度の変化には耐えて生きていけるのだと思います。反面、ぬくぬく暮らしてたところに、いきなり寒い外、というのはかなりキツイことでしょう(>_<)
水温変化というのは、ないに越したことはないのですが、元気な金魚であれば、ゆっくりとした1日5℃くらいまでの変化なら、許容範囲なのかな…と感じてます。しかし、それが7、8℃で黄色信号に、10℃を超えてそれが長く続くとしたら、完全に赤?という印象です。
人間にとっての1℃より、小さな金魚にとってのそれの方がずっと大きく、ほんのわずかな温度差も金魚は感じ取っている…。そのため、低水温時の水換えは、0.1℃単位でも高い水を注ぐ方が、不具合を起こしにくいと思っています (デジタル水温計、持ってないのですけど(^^;)。
また、塩水浴に関してずっと気になっていたのですが、同じ入れ物に同量の水を入れて、並べておいたものの片方に塩を溶かしたら、そっちの方が冷たくなる(-_-;) 塩が水の熱を奪いながら溶けるため、だと考えられているようで。
そのため、前の晩に塩を入れるようになりました。金魚の不具合時はいつも以上に、わずかな温度差に気を付けなくてはいけないのに、多用されている塩水浴について、そのことは注意喚起されているのか…。塩水浴を考える時は大概が急なケースのため、そこまでは気を使われないのだとしたら、実は盲点かもしれません。
塩水浴が効かなかった、という記述などを見ると、そのような水換え時の温度差や、濃度も気になります。以前も言及しましたが、気軽に行われている0.5%の塩水浴は、金魚の状態によってはまさに仇になる時もあると思われ、注意が必要です⚠️
ほぼ安全なのは、0.3%濃度くらいまでなのかもしれず、稚魚や少しデリケートな種類(ピンポンパールなど) は、念のためその濃度が推奨のようですよね…。
ただし、その濃度ではいわゆる治療効果は見込めず、あくまでも金魚の治癒力のお手伝いに有効なのかな…と思っています。ですが、塩水浴が果たせる大部分の役割としては、それで十分だからなのでは?と思ったり。
0.5%は皮肉なことに、元気な金魚にはほぼ問題はないと思われます (たまに塩がダメな個体以外)。ケガの治療、寄生虫や細菌の駆除、簡単なトリートメントなど、薬浴よりも塩水浴の方が金魚の負担が軽いのだとしたら、有り難い方法なのかもしれません。
しかし、なんとなく元気がない、もしくはすでに元気をなくした、いわゆる病の治療においては塩水で悪化させるケースがあるように思いながら、金魚の治療といえば、あまりに0.5%濃度の塩水浴が基本、になっているので、そのことにすぐには疑いを持ちませんでした。
恐らく、効能が弊害を十分に上回っている?と思われるうちは、人間に使うワクチンのように、金魚のマイナーケースというのももちろん例外なのでしょう😞
小さな生き物の不具合は、予防が何よりも大切だと思いますが、万一の場合には塩を過信することなく、水換えだけで改善するのか、やはり塩を使うのか、あるいは薬で早期に対処するか、など、しっかり判断できるようになれればと思います。