すくい金魚

ギンちゃん7歳🐟️ 金魚と花と食べ物メインです🎵

金魚の浮き気味 転覆 エサ不足

 

金魚のエサが多くて… はあっても、少なくて良くないというのはあまり聞かないと思います。しかしこれについても一概には言えないと思うことがありました。

 

金魚は栄養があまりに不足すると、自らの筋肉をエネルギーに変えるようになるとか。そうなると自由に泳ぎ回るために不可欠な浮き袋の圧縮が、筋肉不足によって上手く出来なくなりそうです。その結果、起こる転覆があるようで…

 

 

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鏡見てる場合じゃない大事だ

 

 

飢餓転覆です。

 

うちでは転覆予備軍の浮き気味を治そうとして、最後には沈没するタイプの転覆にさせてしまったという非常に苦い経験がありました。水温があるうちからたびたびエサを切っても治らず、結局、長期間かなりエサの量を少なくしたことも原因の一つだったと考えています(水質も良くなかった可能性大ですが…)。

 

 

金魚は水中に潜ったり水面に上がってきたりと実に上手に泳ぎ回ることができますが、そのためには浮き袋を自由自在に調節するための筋肉がとても重要だと感じます。

 

大概はエサの食べさせ過ぎによって脂肪が浮き袋の邪魔をすることなどで、転覆… なのかと思いますが、エサが少な過ぎて起こることもあるのかも…と思い始めました。

 

つまり、金魚がよく活動する暖かい時期にエサが少な過ぎると、エサが多過ぎなのと同じくらい、寒い季節になって影響が出て来るのかもしれない…と。

 

 

このタイプ、普通とは逆になりますが、うまく食べさせることによって改善させた方も少なからずおられると思います。

 

しかし、これがなかなか一筋縄にはいかない。転覆は低水温で起こりやすいため、秋や冬に症状が出るとエサをそれまでより多く食べさせるというのが難しくなるからです。

 

 

また、金魚は「いきなり」が苦手なこともあり、焦ってエサを増やしたり変更したりすると冬場の改善は簡単にはいかない。まずは飼育環境および水質と金魚の体調をある程度整えてから、エサを適度に食べさせることになるでしょう。

 

加温も必要かと思いますが、そもそも弱っていることが原因なのでこちらも徐々に行わないと、負担の方が勝ってしまい効果は半減してしまう。金魚がバランスを崩した場合、飼い主は全てのバランスをとても上手く取る必要が出て来るのです。

 

 

ちなみに、夏場にしっかり給餌して安定した飼育水に入っている金魚は、真冬の水温でエサがなくても問題ないと思われるので(金魚というのは実はエネルギー消費がとても少ない) 原因の一つがエサ不足、というのは、残念ながらそのような良い状態の金魚ではなかった場合になるかと思います。

 

金魚の転覆、早期治療で改善可能だと思いますが、一度起きるとなかなか治癒が難しい。その前の「浮き気味」の段階で原因を除去することが最も改善への近道であり、まさに予防飼育!に尽きるのだと実感しています。

 

 

PS:原因として、先天的な浮き袋の異常というのもあるのかもしれませんが、必ずしも浮き袋が普通ではないから転覆が起こる、というものでもないとのこと。良い環境で暮らすことさえ出来ていれば、やはり問題が起きることは多くはないのかもしれません。