すくい金魚

ギンちゃん7歳🐟️ 金魚と花と食べ物メインです🎵

金魚 日本オランダ キビちゃん

 

2011年2月に猪苗代へスキーに出掛けました🎿 スタッドレスタイヤ時代です🚙 それから何年も経った昨年5月、会津地方へ旅に出ました。そして今年、いわき湯本温泉♨️ に来ています。様々な災厄が報道から追いやられていますが、日本は原発とも戦い続けてます。忘れる、だから生きていけるんですね。

 

 

某チャームさんで、大井さん系統の日本オランダの黒仔が初めて(久しぶりに?)販売された時でした。大きくなると思ったので、どうしてもキャパを考えると一匹が無難だと判断し、黒仔をたった一匹でお迎えしました。

 

金魚は幼魚の頃は集団でいることが理想だと思った、最初の経験です。逆に老魚になると、一匹が良いようにも思います。キビちゃんは可哀想に、仲間から引き離されてプルプルとしばらくの間震えていました。

 

最初は30リットル入る大きなバケツの中でただ一匹、アナカリスの近くにしっかり身を寄せながら過ごし、エサを与え始めると実にキビキビと元気に泳ぐ金魚であり、小さくて黒くて、とても可愛かったです。

 

小赤の稚魚とは違って、なかなか黒というかシルバー色を脱することがなく、このままずっと青文魚のような色だったりして…と、更紗鹿の子を淡く期待していた飼い主は、だんだんと何か問題あるのだろうかと心配になり始めました。

 

そうだ、エサが足りないに違いない!と、少しずつ大きくなってきてはいたので新たに咲きひかり育成用と5つの力増体をガンガン与えたところ、更に大きくなっていき、幸い、いつの間にか薄いオレンジ色に変化していました。

 

 

悠々と泳ぐ…オランダ獅子頭 (目標だった写真)

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栃木県 なかがわ水遊園 金魚展にて(2017年撮影)

 

 

水槽で初めて見るモコモコに驚いた…ランチュウ

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同上

 

 

一匹なのに、バケツから引っ越した45センチ水槽が狭く見えるほどによく泳ぎ、大きな口でエサをよくねだりました。そんなキビちゃんに対して、飼い主がまさに飼育の迷路に迷い込んだきっかけは、水カビ菌でした…。

 

大きな美しい四つ尾を持ち、縦横無尽に泳ぎ回っていたため、恐らく小さな流木で尾を擦ってしまったのだと思われました。下処理済みの流木であっても、金魚にとってはキケンなんだ…と。元気だったが故のその擦り傷が、文字通り致命傷となってしまうのです。

 

最初に小さな白い箇所に気付いた時は、初期の尾腐れだろうか…と。しかし、水換えしてもなかなか治らないことに焦り、十分な塩水浴も行いましたが、きちんとは治らずに再発。低水温期に突入しており、治ったように見えながらも再発を繰り返し、その間、泳ぎも変わらずにずっと元気だったと思います。

 

今思えば、早期に薬で治療し、安定した飼育水に入れてあげられれば、何ら問題のない健康な金魚のほんの小さな傷だったのに、さすがのキビちゃんもいつまで経っても不安定な水の中でしか暮らすことが出来ないまま、徐々に免疫力を失っていき、ついには常在菌に倒れることになります。まずは赤斑病でした。

 

強めのフラン剤の薬(グリーンFゴールド顆粒)、弱めのグリーンFリキッドも使い、それでも治らずになす術がないまま、とうとう松かさ状態にもなりました。オキソリン系の観パラDは、薬餌として使用しました。

 

最後はまっさらな水の水換えの繰り返しの中、ほんとの尾腐れ病に罹患し、あのキレイだった大きな尾ビレは、ホウキのようにボロボロに変化していきました。それでも大きく泳ぐことはやめなかった勇ましい姿を、今でも思い出します。

 

元気で美しく、まだまだ育ち盛りだった金魚、ずっとエサを欲しがっていたのに、十分に食べさせてあげられない期間を長いこと耐えさせ、1年2ヶ月の短い命を閉じさせてしまった経験は、飼い主には相当な打撃でした。今でも決して忘れることはなく、大きな教訓として日々金魚飼育に取り組んでいます。