【本件、長記事です(*_*)】
お迎えしてから、長いようで短い400日が経過しました。ここでトリちゃんの魚生を振り返ってみたいと思います。
昨年の7月、ベランダのプラ舟60型の住人として大好きな小赤を考えていたのですが、元気そうな子が手に入る唯一のホームセンターでは、当時ちょっと元気に飼える自信がわかない子たちが泳いでいましたm(_ _)m
手近に元気な小赤を入手するのは意外と難しいのかもしれないと思いつつ、ネット通販をのぞいてみたら、小赤が色だけ黄色になったような金魚の写真が目に留まり、しかも一匹から購入できるのが大きなポイント、輸送の負担が少しでも少ない近県のお店からお迎えすることに決めました。
実はお迎え当初は3匹のトリ、ではなく金魚がいました。「キイ」「ロイ」「トリ」と名付け、真夏に元気に泳ぐ小さなその子たちを見ては、束の間安堵してました。ところが、エサをあげ始めてしばらくすると浮きフンが見られるようになり、どの子か特定するために一匹ずつ与えて調べたところ、意外にも一番エサをほしがる少しだけ大きめの子だということが分かりました。
もう一匹もよく似た体型で、少し頭でっかち、エサをよく欲しがりました。唯一、トリちゃんだけがいつも出遅れており、決してエサくれと可愛い顔を見せてくれることがなく、下を向いて一匹泳ぎ回り、どうしたのだろう?と心配したものです。なかなか上を向いてくれないので、口が奇形なこともずい分経ってから気付いたくらいです。
屋外で冬越しするのならば、十分栄養を蓄えさせるべきなのですが、真夏だというのに消化不良がなかなか改善しなかったため、必然的に3匹ともエサが少なめの状態が続いてしまったと思います。これは青水での冬越しは必至だと、順調に青水化して冬を迎えました。屋外での小さな金魚の冬越しは、やはり緊張します。
青水にいるので、低温期に必要な栄養分は補えてるはずだと思いつつ、なかなか春めかない暦の上では春にしびれを切らした飼い主は、まだ寒さの抜け切らない中、中途半端な水換えを行って、ごく少量のエサを与えたりしました。一見問題はなさそうでしたが、冬眠明けでその2匹が少しフラフラしている?様子がしました。
暖かくなってきて、細菌類も一斉に目覚めたのでしょう。案の定、それらの猛襲に打ち勝つ体力はなく、ようやく待ちに待った春を迎えたというのに、2匹は順番に旅立って行きました。細菌の勢力を極力弱めるためには、タイミングを見計らってしっかりと換水する必要があったと思います。
そして、一匹だけ残ったのがトリちゃんです。トリちゃんは春になっても、低温でエサがいらない時?は、ムリに水面に上がってきません。食べても大丈夫な時?は、いつの間にかちゃんとエサくれと催促するようになっていました。飼い主のヘタなエサやりを自然と抑制してくれる、賢い金魚だったのです。
そして、トリちゃんだけは、冬場の青水だけで小さいながらもしっかりした体躯になっていたのです。当歳魚というのは、自然淘汰も多少なりともあるかもしれない…と思いながら、一度四季を越えたら、その後は長く生きてくれる可能性がグッと高まるのではと思っています。
2匹の分も、末永く元気でいてほしいと思いますm(_ _)m