【8/12「金魚鉢時代 小赤の夫婦」の続きです】
記事とは関係ありません(↓)
美しい妻ジュウを亡くした小赤の夫は、相変わらず金魚鉢を右へ左へと元気に泳いでいました。オウは大きくなるにつれてなぜか各ヒレが妙に小さく見え、また実際に小さくもなっており(-_-;) ちょっとアンバランスな金魚だったので、さしずめ美女と野獣だったと思います。
勝手なもので人間の目からすると、金魚鉢がずい分寂しくなってしまった…という感じなのですが、金魚からすると、弱肉強食の世界でかなり生存確率が高まったと言えたかもしれません。
ふと「そうだ!水槽の子供たちと一緒にしてみよう」そんな考えが浮かんだのです。単純計算で、60センチ水槽に57リットルだとして一匹頭3リットル(金魚鉢換算…)なら19匹が可能、ちょうどいいじゃないか!という具合だったのか… まだ子供たちが小さめだったので、20匹近く入っていても余裕に見えたのでしょう。
さすがにこの試み、ドキドキしながら父オウを水槽に移してみると、意外とすんなり馴染んでいるではありませんか!周りの集団が自分の子供たちだということに気付いているのかいないのか、いつものようにエサを楽しみにしながら、水面近くを右へ左へと実に悠々と泳いでいました。またしても人間の目には、子供たちとの初対面に歓喜している父!に映り、この試み大成功◎と思ったのです。
しかし、冬場になっても特に水温は気にせず、食欲旺盛な子供たちを基準にエサを与え続けていたため、小赤の父は、段々と水面近くで斜めに泳ぐようになっていたのです。エサの時は全く大人げなく子供たちと競い合っていたので、多数がワラワラと泳ぐ中、なかなかそんな状態には気付いてあげられなかったのでしたm(_ _)m