すくい金魚

ギンちゃん7歳🐟️ 金魚と花と食べ物メインです🎵「金魚に薬浴すると長生きはしないよ」

金魚のエア食いは勘違いしやすい

 

朝8時、室内水温18.1℃☀️

 

 

初戦、勝った❗⚽ 今日はベランダの窓から白い富士山が今までで一番よく見えます🏔️ 冬にかけては連日見えるのかな。

 

 

浮き気味から転覆病の季節なので、ちょっと寄り道。勘違いしやすい金魚用語?について。

 

飼い主は、化学的なことは解りにくくなると思いほぼ言及してませんが、何やら簡単に書いてあって誤解を生みそうな内容が金魚飼育サイトにはままあるように思うので、ここらで再び違う見解を。

 

 

金魚の「エア食い」という言い方があるようですが、食べて問題になるのはエアではなく、おそらく水面に浮いている「ガスの元となるもの」(金魚のお腹に入ると浮く原因となるもの)なのでしょう。過去記事でも言ってますけど。

 

それは、水質悪化によるバクテリアの死骸(油膜)が有力なのかなと。エサの食べ残し、も稀に含まれるかもしれない(金魚もバクテリアも元気ではない証拠かも)。

 


ちなみに、水換え不足やエサの過多が水質悪化の直接的な原因だとしても、バクテリアが不活性化してること自体が水質悪化の原因でもあると思います。

 

つまり、そのガスの元となるものはバクテリアの活動が順調ではなく水質が安定していないことで発生するものなので、水質改善に取り組まないまま、金魚が水面でパクパクする行為を一時的にやめさせても、根本的な解決には至らない。

 


もしも何かの工夫でパクパクを防ぐことが出来て問題が解決してると思われた場合、実はたくさん飼っている金魚によって、いつの間にかバクテリアがうまく活動し始めたという可能性があります。

 

バクテリアは環境を整えて適度な水換えをしていれば、自然発生しうまく活動してくれるようになるものなので(最初は出来れば種水と生体が入っていれば、エサやりは必ずしも必要ないようです)。

 

 

ちなみにうちの金魚たちの中にはエサの後にリラックスしながら水面でパクパクするベニちゃんもいますし、エサくれ!っとパクパクしながら毎日大きな音を立ててるフナ(金魚)もいます。


そんな金魚たちの行為をやめさせるというのは至難の技だし、水質が安定していればいわゆるエア食いと呼ばれる行為を懸念する必要はないので、金魚の自由にさせてます。

 

 

ところでベニちゃんは、浮き気味だったワキンちゃんに筋肉をつけさせるためのエサを一緒に食べちゃった結果、まさに食べ過ぎ!で浮いたことはあります(エサを控えたらすぐに治りました)。

 

※ 一時的な食べ過ぎによるフン詰まりなどが原因の場合はエサを控えれば改善しますが、浮き気味や転覆病の根本的な解決には、金魚が自身の浮き袋を自由自在に調節するための筋肉が必要だと考えてます。

 

密かに水面パクパクしてた (2021.9.20撮影)

 

 

お楽しみは内緒なの by ベニ

 

水面に浮いてるものは意外と美味しいのか?って、パクパクはするけど何か食べてるかは定かではありませんし、水質は安定してるようなので特に問題はないのだと思います。

 

 

しかし、中には何らかのストレスで水面パクパクする金魚がいるようで(この夏に不具合の連続だったギンちゃんのように…) その場合はおそらく供給する酸素の不足やエサ欲求というより、食べ過ぎでエラの機能などが弱って来ている(通常より酸素が取り込みにくい)兆候だったりするのでしょう。

 

※ エアレーション(投げ込みフィルター)もあり水換えもしていて酸素は十分だったし、エサが欲しくてずっと水面パクパクすることはない金魚なので異変だと判断しました。

 

 

目に見えないバクテリアを考えながらの水質管理は思いもよらないことがあったりして、飼い主もそれぞれの金魚の環境でまだまだ模索中です。


ですが、今一度、金魚の行為そのものではなく、水質、つまりそれを作る水槽の環境に注目してみることも必要なのでは?と感じます😉

 

 

PS:金魚の不具合時には塩水浴や薬浴をするようにと難しく解説してすすめる人も多いのですが、それらで一時的に不具合の症状が良くなったように見えても、その後に生きる力(免疫力)がなくなっているのが、人間とは違う金魚という小さな生き物なのだと思います。もしもそれらで良くなって、かつ生きている金魚の多くは、実は「水換えだけでも治ることが出来た金魚」だったと考察しています。