朝8時、室内水温18.7℃🌥️
金魚のプロは、金魚の病気に塩は使っていないと思いますが、セミプロやアマチュアはなぜか治療と称して使っているようです。
確かに金魚の未病の予防に塩を使うことはあるようですが、その効果は限定的なのでは?と思います(個体が元気であることが前提なので)。
稚魚や老魚や肥満魚やピンポンパール?には濃度0.5%の塩水は使えない、とか、塩が合わない個体もいる、など、制限が多いのも妙である。
幼児や高齢者、基礎疾患ありや虚弱体質にはダメで、さらに例外もあるというのだから、決して万能とは言えない。
結局は、健康な金魚の免疫力頼みなのではないだろうか❓️
また、お迎え直後などの、ちょっと元気がないような金魚に塩を使うと一発アウト、さらに弱らせてしまい、2〜3日で昇天します。
果たして品評会に出品したランチュウは、塩のおかげで疲れを癒された(細菌を除去された?)としても、どれだけの個体が長生きしてるのだろう。
ふつうの金魚の場合、塩水で元気になるなら真水でも元気になるので、ぜひ塩を入れないで試してみてほしいと思う。
そして、塩水浴で金魚の病気が治った❗と早々に言う人は多く、それは注目を集めやすい一面があったり、その効果を過信してるかがよく解る現象でもあります。
大概は、まだ元気(免疫力)を残す金魚に使っているから塩水浴は効果があるように見えるだけで、実は金魚は何とも思っていないことが多く(不健康な金魚にとっては試練) 人間がただ塩を信仰してるに過ぎなかったりします。
塩や(金魚用ではない)薬で金魚を苦しめておいて、やれることは全てやった!と人間は気休めを得る。そして、それを何度でも繰り返す。さぁ、また徳を積むために新たな金魚を迎えよう…なんてね。
金魚業界が、まともな飼育方法そっちのけで塩や薬やバクテリア添加剤を推奨して成り立っているとしたら、やはり金魚という生き物は愛すべきペットではなく消耗品であって、更なる業界の発展や新規参入は難しいと思わざるを得ません。
ちなみに、犬猫を筆頭にペットの飼育放棄が問題になっていても、なかなか根本的な問題を解決しようとしない商売優先の日本において、過熱するペットブームの未来は明るいとは言えないだろう。
また、生き物を取捨選択し殺生する話が表に出されるネットの世の中は、異常と言えば異常なのだけど、中にはフォロワーを増やしたりこだわりの魚を作り出すことに夢中になっていて、そのことに気付いていない人もいる。
しかしながら、もしも金魚を選別出来ないのなら、繁殖はしないことだ(もしくは最初から少数に抑えて孵すしかない)。
たとえ小さくて儚くても、実は考えや感情もあって人慣れする金魚たち、もうちょっと命として捉えてあげたいところだなぁと思います。
そうすれば、芸術品としてだけではなく、生き物として金魚に興味を持つ人がもっと増えると思いますよ😙