【結局、記事長いです…】
今まで使ってみたエサを列挙してみました。なかなかミーハーです。(順不同)
[フレーク] テトラフィン、テトラフィンカラー、ゴールドプロス
[浮上性] 5つの力(野菜、胚芽)、アイドル
[沈下性(半沈下性含む)] 咲きひかり(育成用)、おとひめ、あゆソフト、ヘルシーラブスター、プレコのえさ、彩金魚(育成用)、ランチュウベビーゴールド、土佐姫
意外と少ない?多い?でしょうか。ドライ赤虫、ブラインシュリンプ(アルテミア)は加工されてますが、いわゆる人工飼料とは別…ですよね。
そして、現在は…
こちらを使ってます。うちはなぜ土佐姫かというと、美味しくて、食べやすくて、程よい大きさ、だからでしょうか。美味しくて、と言えるのは、他のエサよりおねだりが激しい子がいることで判断しました。大概どのエサでもクレクレほしがるのが金魚ですけど(^_^;)
食べやすくて、というのは、固そうではない、ということなのですが、うちでは浮上性のエサは、特に低水温では咽頭歯でゴリゴリ音を出しながらモグモグし、飲み込むまで時間がかかって苦しそうに背ビレを倒す子もいたので、どうも固いなーと感じました。(与える量が少ないと、投入後すぐに金魚の口に入るので、水で柔らかくなる暇がないのです。)
程よい大きさ、というのは、食べごたえもあり(ある程度咀嚼する)、飼い主が粒数で管理しやすく、砂利の間に入り込まない(食べ残しが防げる)、ということです。うちの水槽ではわざと砂利まで沈ませて、一生懸命探してもらってます。沈む前に目ざとくキャッチして食べちゃうことも多いですけど。ペレットは意外と浮くので、浮上性としても沈下性としても使えるかな?という感じです。
土佐姫の特徴「小麦粉なし」については、効果は分からないというのが正直なところです。転覆についてですが、例えばエサを土佐姫に変えて一時的に回復したとしても、他の要因も見逃せないと思うので(水替えでたまたま水質が改善したとか、エサの量に気を付けるようになったとか)必ずしもつなぎの小麦粉だけが原因になっているとは言い切れないと感じます。
ちなみに土佐姫は、高たんぱく、高脂肪のエサですが、うちは真冬の低水温期から土佐姫を始めました。高水温と低水温でエサの切り替えが必要かどうかも、意見が分かれるところかもしれません。これに関しては、例えば、低温化していく微妙な時期に食べ慣れないエサに切り替えるよりは、食べなれたエサを回数や量で調節していくことで足りるかと思いますし、逆に安全かもしれません。
低水温と言っても、あくまでもある程度の水温がないと(うちでは冬の室内水槽で15℃)、やはり高たんぱくのエサは気を付けるべきなのでしょうね、ただでさえ消化に負担がかかる時期ですから。また、上記のエサ量の調節、というのは、常時少なめのエサで飼っている場合の「微調整」程度です。金魚の人工飼料はどれも栄養豊富なので、与えすぎることさえなければ、どのエサも十分良い、のではないかというのが結論です。
金魚の不具合というのは、エサそのものの質が原因ということは多分あまりなくて(劣化はあり得ます)、与える量がまず関係し、また、最も大事なのは、金魚が問題なく腸で消化活動が行える「良い水の状態」だと考えてます。科学的には細かく分かりませんが、分からなくても元気に飼うことはできるはずで、そのためにはよく観察すべきだと思っています。元気そうにエサを食べる、というだけでは、食いしん坊の金魚の健康は測れません。
ちなみに金魚鉢時代は、テトラフィン一辺倒でした。今年も金魚すくい真っ只中の季節となり、一年で一番食欲旺盛な時期ではありますが、新入り金魚さんにくれぐれもエサをたくさんあげ過ぎないよう、お父さん、お母さん、頑張ってください!一匹一匹を大事に飼うことができますように。私もがんばります。